2025年大阪・関西万博
CCHサウンドは、2025年大阪・関西万博において「軟骨伝導イヤホン」を活用した未来のコミュニケーション技術を紹介します。
政府日本館、パソナ館、ゼリ・ジャパン館では、CCHサウンドの「軟骨伝導イヤホン」が、スタッフ用インカムのイヤホンとして正式に採用されました。外耳道をふさがず、長時間装着しても快適で、騒がしい会場でもクリアに音が聞こえるという特長が評価され、「聞こえの質の向上」「安全性と衛生面への配慮」「両耳聴効果の最大化」といった点が採用理由となっています。
また、大阪ヘルスケアパビリオンでは、話題の体験型展示「人間洗濯機」(株式会社サイエンス)において、参加者が軟骨伝導イヤホンで音楽を聴きながら体を洗浄するという演出が行われます。さらに、同パビリオンや関西パビリオン(京都ブース)では、軟骨伝導の体験コーナーを設け、次世代の聴覚技術としての魅力を来場者に伝えます。
CCHサウンドは、音をより自由に、より多くの人に届けることを目指し、革新的な技術の開発に取り組んでいます。大阪・関西万博を通じて、「聞こえ」の可能性を広げ、より快適で多様なコミュニケーションの未来を皆さまと共に創造できることを楽しみにしています。
■ 採用の背景と理由
1. 両耳聴効果の最大化
軟骨伝導イヤホンは両耳に装着しても外耳道をふさがない構造のため、通信音を聞きながらも周囲の音を自然に取り込むことができます。
これにより、「音の方向・距離の把握」「必要な音を選んで聞く(カクテルパーティー効果)」「音量を抑えても明瞭に聞こえる(両耳加算効果)」
といった、片耳装用のインカムでは得られない両耳聴効果を実現します。
2. 衛生的で、長時間使用でも快適
穴のない構造の軟骨伝導イヤホンは、耳垢などの不潔物が貯留せず、一拭きで除去でき完全に清潔が保てます。また、耳の中に入れないため蒸れず、外耳道炎の心配もありません。
また、耳を閉鎖しないため耳閉感がなく、長時間使用しても疲れにくいため、万博のような長時間にわたる勤務環境でも安心して使えます。
3. 安全性と健康への配慮
片耳イヤホンでは騒音下で音量を上げざるを得ず、騒音性難聴のリスクがありますが、軟骨伝導イヤホンは両耳装用でも周囲の音が聞こえるため、
片耳装用に比し、音量を6~10dB低減でき、聴覚への負担を軽減します。これは健康経営の観点からも大きなメリットです。
4. 日本発の独自技術
軟骨伝導は2004年に日本で発見された新しい聴覚経路であり、気導・骨導に次ぐ“第3の聴覚”として注目されています。
その独自性と先進性も、今回の万博にふさわしい技術として高く評価されました。
■ 未来の音声通信のスタンダードへ
CCHサウンドの軟骨伝導技術は、万博という世界の舞台でその価値を実証することとなりました。今後は、医療・介護・防災・教育など、
さまざまな現場での聞こえの革新を支える存在として、さらなる活用が期待されています。